スピリチュアリティな団体に参加したけど逃げ出した話

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スピリチュアリティな団体に参加したけど逃げ出した話
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1431964860/

1: 名無しさん@おーぷん
ききたい?



2: 名無しさん@おーぷん
興味ない?





3: 名無しさん@おーぷん
うーんデスマッチ


4: 名無しさん@おーぷん
意外とあるけど私は寝る時間です


5: 名無しさん@おーぷん
割りと興味あるのてお願いします


6: 名無しさん@おーぷん
宗教とは違うのん?


7: 名無しさん@おーぷん
はよ語れ


8: 1◆V.d03.dv4c
ごめんまさか需要あると思わなかったからスマホから立てちゃった
いまPCに移動したぼちぼち語ります
たぶん途中にドラッグとかの話が出るけど違法な薬物ではないです
あと基本フィクションだと思ってくれてかまいません


9: 名無しさん@おーぷん
分かったから頼むで2時までには寝らなあかんのや


10: 名無しさん@おーぷん
俺もバリバリのスピ厨だから聞きたい


12: 1◆V.d03.dv4c
じゃ語るわ

3年くらい前の話なんだが
オレは一人旅が好きでな

暇さえあればバイクにテントと寝袋積んでそこら中走り回ってたんだが、
ある時、テンション上がりすぎて東京から沖縄まで行ったんだ。
そんでまぁなんやかんやと満喫して、そろそろ帰ろうって時だったんだが、

>>10
結局逃げ出したからあんまり面白くはないと思う


13: 1◆V.d03.dv4c
これからまたバイクで長い時間かけて東京に帰るのはめんどくせえなwwwってなってしまってな。
フェリーに乗ることにしたんだ。


15: 1◆V.d03.dv4c
丸三日間船で過ごすことになるんだが、それはそれでちょっと楽しみだった。
最初はまぁフェリーなんてそうそう乗るもんじゃないし、
海の上ってのはなかなか気分がいいもんでな、
まずまず楽しんではいたんだが、一日目が終わる頃には飽きてしまったわけだ。

一番安い寝台だったから二段ベッド二つの四人部屋で、
たまたま合室になったオッサンがいたんだが、こいつもきっと飽きてきた頃だったんだろうな。
自販機でビールを買ってきて、酒盛りを始めやがったんですよ。


16: 1◆V.d03.dv4c
狭い部屋で酒の臭い充満させやがって、
オレも無性に飲みたくなったんで酒買って、
オッサンとちょっとした宴会をしたわけだ。
お互いの身の上話とか、まぁ色々話した。
ちょっとしてオッサンが「一服してくる」って言って出ていった。
30分くらいたっても戻ってこなかったので、オレも一服することにした。
喫煙所につくと、オッサンは自販機で買い足したであろう500ml缶を飲みながら、オバサンと話してた。


18: 1◆V.d03.dv4c
このオバサンはなにか独特の雰囲気があって、一見して歳がわからない。
28くらいにも見えるし、48にも見えた。不思議なオバサンだった。
とりあえずオレもビールを買い足して会話に加わったのだが、

聞くところによるとオバサンは旅を人生の最重要事項として考えている、
ヒッピーのような人だった。
適当に働いてお金を稼いで、いくらか貯まったら旅に出る。そんなオバサンだ。
ちなみに歳は結局教えてくれなかった。


19: 1◆V.d03.dv4c
オレ自身オバサンと似た境遇だったこともあり、オバサンの話にとても惹かれた。

オレはオバサンと盛り上がり、オッサンは横でしばらくエロトークをしようとしていたが、
オレもオバサンも相手にしてなかったので、つまらなそうにして部屋に戻っていった。

しばらくしていい感じに酔っぱらった頃にオバサンが「瞑想とか興味ある?」と聞いてきた。


20: 1◆V.d03.dv4c
なに言ってだこのババアと思ったし、たぶん顔に出てたと思う。
しかしオバサンは話を続けた。

仏教が教える座禅や読経、西洋宗教の祈りの行為、インド仏教の瞑想など、
その他あらゆる宗教が教える、あらゆる神へと通じる行為はすべてひとつのものであり、
悟りに至るための過程であること、その他もろもろ色んなことを話してくれた。
すべての宗教は一つであること、手段の違いのみですべての純粋な行為は神へと通じるもの
みたいなことを言ってた。

正直適当に受け流してたけど、オバサンの話はとても心に残るというか
年月が経った今でもこうして思い出せるくらいには聞いていた。

そんで500ml缶が5本くらいと、タバコの箱が空になる頃オレは部屋に戻り眠りについた。


21: 1◆V.d03.dv4c
ひどい二日酔いで目覚めると、オッサンは部屋にあるトイレでゲロを大量生産していた。
最終的にオッサンは「いったいオレは何をやってるんだ…」と咽び泣いていた。

ゲロと涙でグチョグチョになったオッサンの背中をさすってたら気分悪くなったので
デッキに出て風に当たったり、適当にプラプラして過ごした。

前夜のオバサンの話はほとんど理解できなかったし、話し半分に聞いていたにもかかわらず、何故か話の内容は次の日になっても忘れなかった。
オバサンには下船するまで一度も会わなかった。


22: 1◆V.d03.dv4c
東京に到着し、バイクと共に無事下船すると、
荷物がタコ詰めになったハイエースに乗ったオバサンがオレを待っていた。

「家杉並でしょ?私も近いから途中まで一緒に行こう?」と言われた。

人生初の逆ナンだったのかもしれない。
その後オバサンとサイゼで飯を食うことになった。


23: 1◆V.d03.dv4c
ミラノ風ドリアをつつきながら、オバサンは瞑想トークを始めた。オバサンが言うには、
日本にもそういった瞑想をしたい人達に無料で二週間ほど食事と寝床を提供してくれる団体がいる。
と言うことだった。 タイミングが合ったら一緒に行こう!とも言われた。

ちなみにこの団体は当時は千葉と京都に支部を持つ団体だが、特定の団体名は書かない。
しかしちょっとググればわかるだろう。
ブッダが菩提樹の木の下で悟ったときに用いた瞑想方を教えてくれる協会だ。

その場は適当に流して、一応連絡先を交換してサヨナラした。

ここまで長かったが前置きだ。


24: 名無しさん@おーぷん
惹かれて読んだがまだ前置きっていう


25: 1◆V.d03.dv4c
そしてその後数ヵ月間オレは怠惰の日々を過ごすことになる。
仕事で色々あって精神がすり減り、当時流行り始めた脱法ハーブにはまり、
ハーブがなければ表に出れないという状況にまで堕ちることになる。

詳しくは書かないが、とにかく荒んだ日々だった。
友達を無くし、恋人にも見限られ、信用も地位も何もかも投げ捨て、
無感覚的にハーブをやり続け、精神科で処方された向精神薬を乱用し、
ブロンなどの合法ドラッグにも手を出し、毎日毎日シラフでいる瞬間を無くすためだけに過ごした。

>>24
すまん、そんなに長くはならないはず


26: 1◆V.d03.dv4c
そんな日々が続いていた五月のある日突然あのオバサンから電話が来る。
久しぶりーみたいな日常会話を早々に済ませてオバサンは六月に千葉の瞑想センターに行くから一緒にどう?と誘ってきた。
オレはあまりに無感覚になっていたので、何を言われても考えることを放棄していた。

人と話すこと自体が久しぶりすぎてよくわからないまま了解し、
手続きをするために色々メモを取らされた。
必死になって震える手でメモを取り終え、電話を切ったあと何日かぶりに少しだけシラフに近い感覚が戻った。

必死こいてメモとってオレ何やってんだろwwwと躁鬱+ハーブでハイになり、勢いに任せて協会へメールを飛ばし予約を入れた。
そしてそのあとあの日のオッサンのように「オレは一体何をやってるんだ…」と咽び泣いた。
まさに躁鬱の典型だw


27: 1◆V.d03.dv4c
そのあとも「これからきっと神聖なことをやりに行くんだからドラッグは不味いのかな」
と思いながらも、思うだけで、ひたすらボロボロの粘膜に薬物をねじこみ続けた。

確実にこの時期のせいでオレの寿命は20年は早まっただろうと思う


28: 1◆V.d03.dv4c
そして六月某日。
さすがに千葉までバイクで行くのにキマってるのは不味いと思い、
前日から薬物の摂取を止めたせいで全く眠れず、ものスッゴク不機嫌な状態で出発した。

千葉の田舎の空港からほど近い、とある場所にその施設はあった。
指定された時間にそこにつくと、そこには老若男女ドイツ人やらアメリカ人やら様々な人が集まっていた。
みんなが和気あいあいと世間話を始める中、オレはイライラしながらひたすらタバコを吸い続け、
あのオバサンを探した。

探してどうこうなる問題じゃないが、とにかく誰か知ってる人を見つけて安心したかった。さもなければ今すぐハーブをやりたかった。


29: 1◆V.d03.dv4c
しばらく探しても見つからず、オレはオバサンに電話を入れようと思ったが、
今更電話してどうにかなるもんじゃないし、開き直って諦めた。
と、言うより無感覚に放棄した。考えることを。それがジャンキー。

結局オバサンは現れなかった。

この時点で不信感は募りに募ったが、ここまで来て帰るのもなんだし、
ちょっと様子を見てみることにした。
そして最初のオリエンテーションの内容はこうだ↓

・これから二週間ケータイ没収する
・全日程が終わるまで誰とも一言も口を利いてはいけない
・目を合わせたり肌に触れることも一切禁止
・男女は完全に隔離
・読書、ヨガやスポーツなども一切禁止
・当然タバコもダメ
・日が上がる前に起床し、瞑想、その後朝食を食べ、瞑想、昼食を食べ、
 瞑想、夕食を食べ、瞑想、仮設シャワーを使って、寝る前に瞑想、就寝

要するに瞑想以外マジでなにもやらない。

これを二週間だ。


30: 名無しさん@おーぷん
思ったより文章しっかりしててワロタ

31: 1◆V.d03.dv4c
ちなみに料金はマジでタダ。
コースを終了して帰るときに、それぞれ可能な額で寄付をしていってくれ、
と言うことだった。

元々コミュ障な上にドラッグが切れてイライラしてたオレにとっては最高のリハビリ施設だ。と本気で思った。
そこで出る飯は肉類や魚を一切使用しない超健康的な粗食だったが、
毎日三食食わせてもらえる上に、誰とも一言も喋らなくていい。しかもドラッグは持ってきてない。
タバコが吸えないのはつらいが、、
このリハビリを耐えきれば、社会復帰のキッカケになるのでは?
と、明らかに他の受講者とは別の目的になってしまったが、何だかんだ余裕なんじゃないかと舐めてかかって参加を決めた。

あと何度も言うが当時の俺はドーピングMAXでもうまともな思考なんてなかった
たぶん残った最大の理由は「このままバイクで戻るの超だりい。」だ


32: 1◆V.d03.dv4c
初日はその時点で夕方近くなっていたので、晩飯を食べてシャワーを浴びて就寝。

もちろんドラッグの切れ目にいるオレはほぼ一睡もできなかった。
20畳くらいのプレハブで大人の男が15人くらいで雑魚寝だ。
オレのとなりはドイツ人だった。こいつはイビキが凄かった。
異様な光景だった。
オレの他にも中々寝付けないないやつはいたみたいだ。
他人のイビキに舌打ちする音が何度も聞こえた。
ちなみにすでに誰もが一言も喋らない状態は始まっている。


33: 名無しさん@おーぷん
無料ってことは悪徳な団体では無さそうだけどな
逆に言うと何が団体の目的なのかよく分からんが


34: 1◆V.d03.dv4c
2日目の朝、何時だったか正確に思い出せないが、かなり早い時間に起床。

そのまま顔を洗い、朝の瞑想タイムだ。
最初の瞑想はやり方を簡単に説明しながら行われた。

>>33
瞑想の素晴らしさを初心者にもわかりやすい形で体験していただくための団体
たぶん


35: 名無しさん@おーぷん
>>33
受け口を無料にすることで初心者が入会しやすいようにしてるんじゃないか?
で、参加した途端にお布施攻勢待ったなしですよ


36: 1◆V.d03.dv4c
ブッダの行った瞑想方は、ヴィパッサナー瞑想と言う少し高度な瞑想方で、
初心者にはすぐにできることではないらしい。

とにかく瞑想状態が如何なるものか体験するために、座る練習からスタートした。
そしてこれが辛い。
あぐらでも正座でもいいから真っ直ぐ背筋を伸ばして座り、
自らの呼吸によって生じる鼻腔周辺の感覚を捉え続けることだった。

言葉での説明が難しいんだが、目を閉じて何も考えずに鼻の穴と上唇の間に意識を集めると
だんだんそこを通る空気とそれによって皮膚が感じてる感覚が鮮明に見れるようになる

まず座ってられない。
2時間もの間目を閉じて座ってることがまず出来ない。
というか五分でもう辛い。
ただでさえ禁断症状でイライラソワソワしてるのに、そんなこと不可能だと思うのと同時に舐めてかかったことを完全に後悔した。
帰りたかった。帰ってハーブをやってオ○ニーして寝たかった。


37: 1◆V.d03.dv4c
オレはもう大好きな長澤まさみのことと、宝くじ当たったら(買ってないけど)何を買うか?
をひたすら考え続けた。

かなり長かったがそんなことを悶々と考えていたらなんとか2時間が経った。
そのまま朝食を食べ、歯を磨いて、小休止。
そして午前の瞑想タイムに突入。
もうここはひたすら耐えた。
ドラッグが抜ければ大丈夫だと言い聞かせ、時が過ぎるのをただ待った。

そして昼食、歯を磨いて、小休止。

夜九時頃に寝るまでこれの繰り返しだ。


38: 1◆V.d03.dv4c
その日は少しだけ眠れそうだったが、隣のドイツ人のイビキが強烈だったので寝れなかった。

そして三日目の夜になると少しずつ変化が起きてきた。

瞑想タイムは相変わらず惰性で過ごしていたが、
夜、相変わらず寝れるか寝れないかジリジリとしていると、誰かが寝言を言い出した。
これまでも寝言くらいはあったが、この日はちょっと様子が違った。


39: 1◆V.d03.dv4c
寝言を言う人が明らかに多いのだ。
ハッキリとはわからないが、たぶん15人中10人くらいは喋ってた。
それもかなりハッキリと。かなりのボリュームで。
普通に怖くなった。
「あのね、あのね、それはね…」とか「ちょっと勘弁してくださいよぉ~ww」とか
「シャイツァ!イッヒビンシュティンボースバッサ!!(ドイツ語)」みたいなことを皆が喋り出したのだ。

これは普通に恐ろしい光景だった。


40: 1◆V.d03.dv4c
それは次の日の夜にも起こった。
中にはベラベラベラベラ喋り続ける猛者もいた。こいつはギャル男みたいなやつだった。
寝る前に必ずクスリを五錠くらい飲んでから寝るギャル男だった。
一体何を飲んでるのか気になったが確かめるすべはなかった。

そいつは何かに対してキレてから謝るというスタイルで寝言を発していた。
「いやいやいやいやいや、そりゃないよ(キレ気味)は?ふざけんなwあん?んだぁ?…………いや、勘弁してくださいよぉ~ヘラヘラ」
みたいな感じだ。面白かった。

さすがにここまで来ると怖さも減り、その状況に慣れてきてしまっていた。
そして冷静に考えた結果、起きている間に一言も言葉を発しないから、寝てる間に話してるんじゃないかと、思った。

考えてもみると不思議な話だ。
人間は一切喋らなくても生きていけるのに、いざ喋るなと言われると
こんなことが起きるのかw と楽しくなった。


41: 名無しさん@おーぷん
早く寝た方がいいよ


42: 1◆V.d03.dv4c
なんかスッキリしてようやくオレも少し寝ることができた。
もしかしたらオレも何か喋っていたのかもしれない。

あと日に日にチ○こが小さくなっていった。
使わないからなのだろうか、これはちょっと焦った。

そして徐々に瞑想タイムにも変化が出始めた。
座っていられる時間は日に日に延びていった。
瞑想方法も少しずつ新しいステップをレクチャーされた。
そしてそんなある日の昼休みに、何となく横になったらウトウトして寝てしまった。
そしてここで不思議な体験をする。

>>41
こんな時間に立ててしまって本当ごめん


43: 名無しさん@おーぷん
おもしろいよお続きはよ


44: 名無しさん@おーぷん
今のところ逃げ出す要因なさそうだけど


45: 1◆V.d03.dv4c
まずいわゆる金縛りのような状態になった。
意識が少し残り、体の自由がきかない状態だ。
当然焦った。

やべえ、どーしよ!ってなったが、日々の瞑想タイムの効果なのか、
そこまで焦りは続かなかった。ま、いーか、みたいな。と言うより「焦っている自己」を客観的に見ている別の自己に気づき始めた。

何を言ってるのかわからねーと思うがなw
鼻の周りに意識をとどめていると、
それとは別の意識が頭の中で長澤まさみとかのことを考えているってことが
わかるようになる。
ちょうど自分で吸います!吐きます!って意識をしてないのに呼吸が続くのと似ている

そしてその客観的な自己に意識を集中させていると不安や焦燥感が遠退いていくのがわかった。
それを続けていくと何か体が浮いてくるような感覚が生まれてきた。


46: 名無しさん@おーぷん
プルーンよりはましかな?


47: 1◆V.d03.dv4c
現実に浮いてたんじゃないかってくらいふわふわと体が軽くなり、
ものすごい気持ちよさが全身を包んだ。
それはもう、ハーブのそれとは明らかに質の違う、なんていうか、優しくて気持ちいい感覚。

表現する言葉が見つからないんだが、とにかく今までやったどんなハーブより気持ちのいい体験だった。
そしてその快感があまりにも気持ちよすぎて、しだいにオレの中に小さな恐怖が生まれた。「これやばくね?w」程度の恐怖だった。
しかしその小さな恐怖はどんどん膨らんでいってあっという間に快感は消え失せ、オレはもといた場所にねっころがっていた。変な汗をかいていた。
人間の精神は受け入れられる許容を超えた快感を、うけると、過剰に反応して吐き出そうとする
ドラッグでバッドに入って吐くやつはまさにそれだ

これがなんだったのか科学的に説明することなど出来ないし、する気もないが、この世のものとは思えないくらいの快感だった。
明晰夢が近い感覚だとは思うが、快感はあんなもんじゃなかった。


48: 名無しさん@おーぷん
魔境


49: 1◆V.d03.dv4c
そしてその日からその現象は稀に起きるようになる。
寝てるとき、瞑想タイムで座ってるとき、自己を捉えて受け流してやる感覚を手に入れると、
調子がよければ30分ほどであの感覚に至れるようになる。
しかしその先が怖くて毎回戻ってしまうのがどうにも歯がゆかった。
気づけばオレは受講者の一員として真面目に瞑想に取り組んでいたのだ。

もしかするとこれを何年も続けているとこの先の世界が見れて、その先の先に続いて、
最終的な段階がいわゆる悟りの状態なんじゃないか?と思った。

絶対的で二度と消えることのない至福、悟りとはそんなことなんだろう。
たぶんだけど。


50: 名無しさん@おーぷん
早く続きを!(ゆっくりでいいよ)


51: 名無しさん@おーぷん
そんなに気持ちいいなら俺も瞑想しようか考えた
これはまさしく新手の勧誘スレ


52: 名無しさん@おーぷん
>>51
俺も瞑想に興味持ち始めてたわ
あぶねえあぶねえ


53: 1◆V.d03.dv4c
しかしやればやるほど、その果てしなき道のりに嫌気が指してしまうのが躁鬱コミュ障ヒキニートの特徴だ。
オレはなんだか急にダルくなり、やる気を失ってしまう。
「真面目にやんのとかカッコわりいしwww」とか「いやいやwww宗教wwww」とか、
「もともとやる気ねえしー」みたいなダメ男思考が全開になり、瞑想に集中できなくなる。

それらの思考を受け流すことに瞑想の神髄はあるのにも関わらず
そういう負の思考を自己と切り離しておくことができなくなってしまう。

そして、なんだかんだと適当に理由をつけて二週間のコースが終わる前にその場所から逃げ出すことを決意するw


54: 1◆V.d03.dv4c
まず、普通に喋った。
誰もが必死に沈黙の行を行っているのに、
あのギャル男に「てかおめー寝言うるっせえんだよ」って言った。
そして荷物をまとめて出ていく直前にリーマンぽいオジサンとすれ違った
オッサンは「帰っちゃうんですか?」と普通に喋った。

「喋ってるしwww」と捨て台詞を吐いてとんずらした

もちろんお布施は払ってない


55: 名無しさん@おーぷん
清々しいなwww


56: 1◆V.d03.dv4c
たぶんその時のオレは肉体的なドラッグ依存から解放されて、精神の動きが活発になっていたのだろう。
そして生来の鬱思考がタイミングよく現れて、どうしていいかわからず、取りあえずここを出よう!みたいな短絡的思考に陥っていたんだと思う。

そしてそこを出て近くのローソンに寄って、
Lチキレッドとコカ・コーラを買い11日ぶりくらいの油ものと肉、そして炭酸飲料を摂取した。

これは強烈に染みた。カイジの「ありがてぇっ!…」のシーンが脳内再生された。粗雑でわかりやすい快感だった。


57: 1◆V.d03.dv4c
そしてそのまま地元に帰り、悩みながらもハーブを一発ぶちかまし、
酒を飲んでオ○ニーした。
これはこれでかなり気持ちよかった。
親指の第一関節くらいまで縮小していたオレのち○こは無事元のサイズに戻った。
安心した。

そしてその後色々あってケータイも変わったりしてあのオバサンとは連絡がとれない。
その後一度も会ってないし、話してないし、今では本当に謎のオバサンだ。


58: 名無しさん@おーぷん
仏という漢字の由来って「人に非ず」って意味だって言うからなー
悟りを開くって言ってみれば神になろうとする行為だよ
逆立ちしたって人は(略)


59: 名無しさん@おーぷん
なんか凄いヤバい団体で洗脳されそうで慌てて逃げたしたのかと思ったら違った
とりあえずお疲れさん


60: 1◆V.d03.dv4c
しかしあの時あのタイミングで電話をくれたこと、
そもそも俺と出会ったこと、連絡先を交換したこと、
なにかすべてが出来すぎている気がする。

なんせあのタイミングでドラッグを断っていなかったら
オレはガチで死んでたと思う


61: 1◆V.d03.dv4c
よくわからんオバサンだが感謝はしている。


今でもたまーーーーーに瞑想はする

大した知識はないが瞑想に関して聞きたいことあったら聞いてくれ
あと経験者いたらぜひ発言してくれ

まぁ話は大体これで終わりだ
大したオチもない話に付き合ってくれてありがとう。


62: 1◆V.d03.dv4c
あと心配ないだろうけど
転載禁止でオナシャス


63: 名無しさん@おーぷん
すごい人生歩んでるなー!って素直におもしろかったよ!

やっぱ瞑想って座らないと出来ないの?


65: 1◆V.d03.dv4c
>>63
立ってても出来るが最初は座ってやった方が楽みたい

オレは一時期工場のライン作業をやりながら瞑想してたw

要するに自我がその機能を弱めるほど何かに没頭すればその行為は
全て瞑想と呼べると思う。スポーツがいい例だ。
めちゃめちゃ集中してるときって何も考えてないじゃん?


64: 名無しさん@おーぷん
昔は原始仏教かぶれだった
だけど軟弱者だから老荘思想かぶれに鞍替えしたさ


66: 1◆V.d03.dv4c
>>64
オレは宗教についてはとくに知識はないんだ。
ただ瞑想ってやつはタダでできるし、どっかに通う必要もないし
やりたいときにやれるから今でもたまーーーにやるのかもしれない


67: 1◆V.d03.dv4c
気持ちよくなければたぶん二度とやらないw


68: 名無しさん@おーぷん
太極拳はヴィパッサナーに近いんじゃないかね


69: 1◆V.d03.dv4c
>>68
そうかもしれん。
ヴィパッサナー瞑想は鼻の周りから初めて体全体まで意識を伸ばして、
最終的に自分の体とは素粒子の集合体であるっていうことを体感するらしい

あとはひたすら呼吸を数える瞑想ってのもある

おれは趣味でギターを弾くんだが、やはり音楽にはある種瞑想的な何かがあると思う


70: 1◆V.d03.dv4c
今仕事辞めてすげえ暇になっちゃったから
またあの団体に潜入しようかなって考えてるんだわwww
もしまた行ったらスレ立てるはwwww


71: 名無しさん@おーぷん
>>70
スネーク期待してる


72: 1◆V.d03.dv4c
あと、瞑想関係ないけど
1週間くらい刺激物(肉、油、魚、香辛料、炭酸など)を断って
コーラ飲むとまじでぶっ飛ぶよ

これは身近な快感摂取方法w
健康的だしおすすめwww


73: 名無しさん@おーぷん
>>72
やってみるはwwwありがと


74: 名無しさん@おーぷん
ティクナットハン氏とか割と尊敬する大人の一人なんだが
ヴィパッサナー本に書いてある思いやりとか幸せみたいなワードを見ると
自分とのそぐわなさで「くっさ」って思い始めて読むのやめてしまう


75: 1◆V.d03.dv4c
まぁもし瞑想に興味あるけどそういう団体はNO THANK YOUってひとは
小池龍之介って人の本を読んでみるといいよ

座禅(瞑想)についてものすごーーーーーーーーーっく解りやすく書いてる

もっと興味ある>>74みたいな人はラマナ・マハリシの本とか読んでみるといい
この人は座禅とか瞑想とは違った切り口で悟りについて教えてるインドの聖者


76: 1◆V.d03.dv4c
あとな、俺が瞑想についていえることは
続けると体の調子がマジでよくなる。これだけは自信をもって言える
マジで風邪とかひかなくなる。蚊に刺されても即スルー出来るw
自分の体に起きていることと、自分の精神が感じていることとを切り離せるようになるから
徐々に徐々にだけど怒りとか迷いとか欲望に対して一歩引いて対応できるようになるよ

まぁオレは続けられなくて逃げ出したんだけどさw
自分のペースがいいね、何事も。
ということでオレはオ○ニーして寝るぜwwww
またいつか!


77: 名無しさん@おーぷん
>>75
ありがとう、おやすみー
マハリシ見てみるわ!


78: 1◆V.d03.dv4c
>>77
「あるがままに」おすすめ!



あとがき
転載禁止だったけどすごく面白かったからまとめちゃいました・・・( ;∀;)
不味かったら消します。

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同じく瞑想のことについての記事ですがとても興味深い内容です

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1ヶ月間、生野菜と果物だけ食べて瞑想してた結果www
http://www.mononokereport.com/2015/04/1.html




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