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昭和59年(1984年)山形県酒田市で起きたUFOフィーバー

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山形新聞(日刊) 昭和59年10月25日(木) 【UFO現る!?】 山際にナゾの光 松山 連日目撃、町も現地調査  「眺海の森にUFO?」-。松山町の外山でナゾの発光体=写真=が連日、多くの町民に目撃されている。二週間近くに及んでおり、町では、光の正体を見極めるため二十四日夜から調査に入った。  発光体は、今月十二日から毎晩、東側の山際を中心に出現。色は白かオレンジ。山に添って上下左右に動いたり消えたりし、オレンジ色の光数個が一列に並んだりしたこともあったという。二十三日夜はふもと付近に強い白色の光を放つものがあり、午後十時前には、その上方にオレンジ色の光二つが突然現れ、光を強めながら約七秒間横に移動した。  町では、二十四日から正体が何であるか総務課を中心に聞き込み調査に乗り出し、前日夜の発光体について調べた。その結果、外山方向では、中腹で砂防工事が行われているものの、この日は強い雨のため夜間工事はなく、サーチライト類も使っていなかったことから、不明のままになっている。 山形新聞(夕刊) 昭和59年10月25日(木) 松山の"UFOフィーバー" 町の調査は空振り  松山町で目撃されたナゾの発光体について町は二十四日夜、正体を見極めるための現地調査を行った。しかし、この夜は、役場職員以外にも発光体をこの目でみよう-という町民が次々に現場の外山に車で登るなどして、結局正体は分からずじまいだった。  この夜は松山里仁館高校グラウンドや近くの家に百人を超す見物人が殺到。カメラやビデオカメラを構える人、トランシーバーで山頂の車と交信しながら確かめようとする人とまさにお祭り騒ぎ。  こうしたこともあって問題の"発光体"が、この日も現れたかどうかはっきりせず、町の調査は半ば空振り。町では「山道を走る車のライトかフォグランプ、地上の電灯などがそれらしく見えた可能性もないことはない」としているが、目撃者の中には「道路とはかなり離れたところからも発光しており、車のライトなどは考えられない」と断言する人もあり、真相はヤミの中。町ではこの騒ぎが収まるのを待って再び調査する予定で、しばらくは"UFOフィーバー"が続きそうだ。